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広告・マーケティング・メディア会社のM&A
広告・マーケティングの会社は、取引先との関係と、それを担う方の力量に価値が宿る業種です。M&Aでは、売上が特定の取引先や担当者に偏っていないか、自社の媒体や運用の仕組みがどこまで会社の資産になっているかが確かめられます。
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この業種のM&Aの特徴
人と取引関係が価値の中心
設備が少なく、取引先との関係と、企画・運用を担う方々が価値の中心となります。関係が個人に結びついている度合いが、評価に影響します。
売上と粗利の見方
広告費を預かって媒体に支払う取引では、売上の額と手元に残る粗利が大きく異なります。取引の形ごとに、粗利で示せると説明がしやすくなります。
自社媒体の有無
自社のメディアや会員の基盤を持つ会社は、閲覧数や会員数の推移、流入の経路が価値の裏づけとなります。
変化の速さ
媒体の仕様や規制の変化が速く、運用の知識を更新し続ける体制が問われます。
買い手が確かめる点
- 取引先の集中と契約の形上位の取引先への売上の偏り、契約の期間、解約の条件が確かめられます。単発の案件と継続の契約を分けて示せると、見通しが伝わりやすくなります。
- 担当者への依存主要な取引先を担当する方が譲渡の後も残る見込みか、引継ぎの期間をどう設けるかが話し合われます。
- 媒体・アカウントの名義自社媒体のドメイン、広告の運用アカウント、SNSのアカウントが会社の名義になっているかが見られます。
- 表示に関する法令への対応景品表示法や、いわゆるステルスマーケティングの規制、個人情報の取扱いへの対応が確かめられます。
譲渡の前に整えておきたいこと
- 取引先ごとの売上と粗利、契約の期間と更新の時期を一覧にします。
- 主要な取引先との関係を複数の方で担う体制に改め、引継ぎの計画を用意します。
- ドメイン、広告やSNSのアカウント、解析ツールの名義と権限を整理します。
- 制作物の著作権の帰属と、外部の制作者との契約を確かめておきます。
スキームと、許認可・契約の引継ぎ
広告・マーケティングの事業は、許認可を要しない場合が多い一方、屋外広告を扱う場合は屋外広告業の登録が関わります。株式譲渡では、契約やアカウントは原則としてそのまま維持されますが、事業譲渡では、取引先ごとに契約の引継ぎの同意をいただく必要があります。
取引先との基本契約に、株主の変更の際に通知や承諾を求める定め(チェンジオブコントロール条項)や、競合する会社との取引を制限する定めが含まれている場合があります。早めに読み直しておくことが宜しいかと思います。個別の判断は、弁護士などの専門家にご確認ください。
関連する法令・判例(参考情報)
- 法令
屋外広告物法 第9条(屋外広告業の登録)
都道府県は、条例で定めるところにより、区域内で屋外広告業を営もうとする者に、都道府県知事の登録を受けさせることができます。登録の有効期間(法律で5年と定められています)、登録の要件、業務主任者の選任、登録の取消しなどは、第10条の基準に従って各都道府県の条例で定めます(登録の承継の扱いも、各都道府県の条例によります)。
- 法令
著作権法 第15条(職務上作成する著作物の著作者)
法人等の発意にもとづき、その業務に従事する者が職務上作成し、法人等の名義で公表する著作物の著作者は、契約・勤務規則などに別段の定めがない限り、法人等となります。プログラムの著作物は、公表の名義を問わず、別段の定めがない限り法人等が著作者です(第2項)。
法令は2026年10月17日時点の内容です。要旨は当社がまとめたもので、条文・判決の全文ではありません。個別の事案への当てはめは、弁護士・税理士などの専門家にご確認ください。表記の決まりは法令・判例の参考情報と凡例をご覧ください。
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本算定は、確定的な企業価値評価ではなく、参考資料として簡易に算定した概算額でございます。正式な評価をご希望の場合は、公認会計士等の専門家にご相談いただけます。
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関連する用語
よくあるご質問
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本ページは一般的な情報の提供を目的としたものであり、個別の事案に対する助言ではありません。許認可や契約の扱いは、会社ごとの状況によって異なりますので、実際のご判断にあたっては、所管の役所や専門家にご確認ください。
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