スキーム
ロールアップ
Roll-up
最終更新日:
ロールアップとは、同一業界の複数の企業を順次買収し、規模を拡大していくM&Aの戦略です。
同一業界の複数企業を順次買収し、規模の経済と経営基盤の共通化によって全体の企業価値を高める戦略です。分散した業界で有効な手法であり、取得ごとのPMIと経営人材の確保が成否を分けます。
1社目の統合がうまくいくかどうかが、その後の買収を左右します。1社目でつまずくと2社目の意思決定が慎重になりすぎ、うまくいけば標準化された手順が蓄積されていきます。そのため、最初の1社は、規模よりも統合しやすさで選ぶという判断もあります。
社数を増やしていくには、1社ごとに本社が深く関与する形では限界があります。統治の枠組みだけを標準化し、事業の進め方は任せられる経営者に委ねることが重要になると思われます。
関連する法令・判例(参考情報)
- 法令
独占禁止法 第10条
一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる株式の取得・所有を禁止し、国内の売上高などの基準を満たす株式の取得について、あらかじめ公正取引委員会に届け出ることを求めています。
- 法令
独占禁止法 第16条
他の会社の事業の全部または重要な部分の譲受けなどによる競争の実質的な制限を禁止し、一定の規模以上の事業の譲受けなどについて、あらかじめ届け出ることを求めています。
法令は2026年10月17日時点の内容です。要旨は当社がまとめたもので、条文・判決の全文ではありません。個別の事案への当てはめは、弁護士・税理士などの専門家にご確認ください。表記の決まりは法令・判例の参考情報と凡例をご覧ください。
この用語が出てくるコラム
- 買収の目的が曖昧なまま案件を見ると、高値づかみになります何のための買収かを先に決めないと、判断の基準が持てません。買い手側で最初に整理すべきことを挙げました。
- 「統治」と「執行」を分ける。グループ経営における委任の設計買収した会社の経営をどこまで任せるか。20社超の子会社を管理した経験から、委任の設計について整理しました。
同じカテゴリの用語
まずはお話をお聞かせください。
事業の承継、成長のための買収、業績の立て直し。どの段階のご相談でも承っております。検討を始めたばかりで、何から手をつけるべきか分からないという段階でも構いません。
初回のご相談は無償です。いただいた情報は秘密保持を徹底のうえ取り扱います。
